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応用編/ シガーソケットから電源を取る方法(ETC本体を取り付けよう)

 車種によっては〜 カーオーディオの脱着の難易度の高いクルマや、なんだかややこしそうなカーナビが付いていて配線が複雑・・・ また車種以前に、そもそもの配線がなんだか苦手、、、 といった場合には、これまでで基本的に私が解説してきた ”カーオーディオ裏” からの電源取得方法ではかなり心が折れてしまいそうな方も多いのでは!?

 なので、「えーーーっ これなんだか難しいわ。 その他にもっと簡単な方法は無いの?」とか、「キレイな配線処理にこだわらないので、もっと手軽に取り付けられそうな方法はないの?」という声にお答えして(別に質問はなかったのですが・・・ ^^)、

 前回までのカーオーディオ裏編とは打って変わって、今度は、またETC取付けの話題ついでに、シガーソケットから電源を取る・・・ といったかなり難易度の低いETC取り付け方法についても紹介しておきましょう ^^

 但し! 一応そのシガーソケットでの配線方法(電源取得方法)は、一体型(アンテナと本体が一体となっているタイプ)のETC車載器向けの取付け方法であって、まあ・・・ アンテナ分離型(セパレートタイプ)でも取付けは可能なんですが、ただその場合には配線がやや露出気味に、見た目はちょっとスッキリしない何だかごちゃごちゃした仕上がりになってしまうでしょう。

 また、シガーライターのソケットを使った電源取得方法では、取得出来る電源は 「アクセサリー電源のみ(キーON・ACCで電気が流れてくる電源)」なので、常時電源(キーOFFでも常に電気が流れている電源)を利用する機能(ETCカードの抜き忘れ警告や利用履歴のバックアップなど。 但し、これら機能や常時電源配線がある機種に限ります) が必要な方には、これら不向きな取付け方法とも言えるでしょう。(※ 常時電源の接続配線のあるETC車載器でも、一応は〜 シガーソケットを使って電源を取る事は出来ますが、ただその場合にはアクセサリー電源と常時電源をまとめてシガーソケットへ(プラス端子)・・・ といった形での配線となろうかと思われ、つまりまあその場合には、そのどちらに流れる電源も ”アクセサリー電源” 経由の12V電源であるため、キーOFFにしてしまうと、、、 車載器本体への電源供給は絶たれてしまい、よって一切のメモリー機能やキーOFF時に機能しよう機能などは一切使えませんよ。。。 というわけ)

 尚、これら電源配線(常時電源やアクセサリー電源とか)の基礎知識などにつきましては、こちら ”⇒ プラス電源の配線偏” オーディオ配線編の一ページをご参照下さい m(_ _)m

 ちなみに〜 これらシガーソケットを使ってのETC取付けは、そのシガーソケットへキーON・ACC時のみ電気が流れてきている車種へのみ対応し(逆にキーをOFF、又はキーを抜き取った時には、それらシガーソケットは使えない状態とも)、その他のタイプ・仕様のクルマには取付け出来ません。(キーOFFでもいつでもシガーソケットが使えるような車種とか) これら予め m(_ _)m

※ 絶対に取り付け不可・・・ というわけではありませんが、ただその場合には、別途配線の加工などが必須となり、またそれら加工などに高い知識や技術力を要するため〜 もちろんそれら方法についてまでは当サイトでは触れておりません。 なお当サイト解説においては、そもそも外車系のクルマまではカバーしておりませんが、まあ強いて言うならば、特に外車ではこういった仕様のクルマは多いかと思われます。
 2013年7月 追記///
 シガーソケットを使ったETC車載器の取付けにおきましては、必ず! その車両本体に備え付けられているシガーソケットをそのまま一個単体でダイレクトに使っての接続 (電源配線)取付けを行ってください。

 一つのシガーソケットを分岐・分割させる増設ソケットを使っての取付けは、車載器本体への電源供給に不足が発生してしまうおそれがあり、(タコ足配線による予期せぬ電源落ちのリスクも) またスイッチなどがもし付いていれば、そもそもの電源入れ忘れ・・・ といった恐れなどもあり、ETCゲート利用の必要時(ゲート通過時)にゲートが開かない! 等の危険度の高いトラブルに発展してしまう可能性が御座いますので。。。

 【⇒ それと予め、当サイトをご参考にされる上での注意点も

 ・・・と、以上の旨をご理解頂き、当サイトをご閲覧下さいませ m(_ _)m

STEP.1 シガーソケットからの電源取得(配線編)

 え〜 先ずは! 電源の取得 (配線)に必要な部品をそろえましょう!

 ⇒ 「プラグタイプの電源取り出しプラグ

 以上。 みたいな。

 プラグタイプの電源取り出しプラグ (以下、電源プラグ)は、最寄のカー用品店やホームセンターでも置いてますよ ^^ 但し、ETC車載器の消費電力に見合った電源プラグをチョイスされますように予めご注意のほどを。

 それと〜 このプラグタイプの電源プラグには、何の配線も出てなくて・・・ 半田を使っての配線等加工取付けが必要なタイプと(プラグ本体だけなので値段は安い)、

 プラグから数十センチほどの配線は出ているが、その配線の先には何も付いていないので〜 その配線の接続に丸型の端子(ギボシ端子とも)などを別途取付けするなどして 加工取付けしないといけないタイプと、

丸型端子(ギボシ端子)
↑これが丸型端子。俗にギボシ端子とも申します。

 プラグから数十センチほどの配線が出ており、またその配線の先にも ”丸型端子 (ギボシ端子)” が取り付けられており、、、 丸型のギボシ端子の配線が出ているタイプのETC車載器ならほぼ無加工で取り付けられようタイプの〜

電源の接続例
↑このタイプ(ギボシ端子付き)同士なら、こんな感じで電源プラグから伸びている配線と、ETC車載器から伸びている配線とが無加工でフィット!
但し、このタイプの端子を持つ電源プラグの場合だと、マイナス配線もほぼ同じ形状の端子となっていようかと思われ (オスメスだけが逆)、という事は・・・ もし、ETC車載器側のマイナス配線先の端子はクワガタ型とか真ん丸な端子とか、このギボシ端子とは全く異なる端子となっている場合には〜 一応このタイプでも加工は必須かと。

 主にこれら3種類存在しておりますが、

 まあここらあたりも、皆様の持つ加工技術や知識等に見合ったタイプのモノをチョイスされてくださいね ^^ (手持ち、及び段取り出来る工具や備品(端子)なども含め)

 そして好みの思う電源プラグを調達したならば〜 その電源プラグから伸びている配線と(もしくはプラグと)、ETC車載器から伸びている配線とをつなぐ作業へと取り掛かります。

 但し! それら作業はじめの前には〜 必ず!!! バッテリーのマイナス端子を外されてから の作業への取りかかりを願います。
 尚、これら電源配線(常時電源やアクセサリー電源とか)の基礎知識などにつきましては、こちら ⇒ プラス電源の配線偏 オーディオ配線編の一ページをご参照下さい m(_ _)m

 ちなみに〜 こういった ↓↓↓ クワガタ端子なマイナス配線を持つETC車載器の この配線を、

マイナス端子(アース端子)

 ギボシ端子のマイナス配線を持つ電源プラグへと接続しようとするならば〜

丸型端子(ギボシ端子)

 そのETC車載器側の配線をギボシ端子へと加工するか、

 これらギボシ端子はカー用品店やホームセンターなどでも入手可能です。 但し! その加工には〜 電工ペンチ(圧着ペンチ)といった、やや特殊な専用圧着工具などが必要となりますが。。。 (一応普通のペンチなどでも代用加工出来ますが、ただ配線抜けなどの強度的に随分劣ってしまうでしょう)

 尚、これら端子の より詳しい加工手段などにつきましては〜 こちら ⇒ 圧着端子の加工・取付・接続方法 私の運営管理するブログの一記事をご参考にされて頂ければ幸いです m(_ _)m

 ”エレクトリタップ (エレクトロタップ)” を使って接続するか、(ただ加工後は、これらタップなどもかなり目立ってしまいますので、私的にはあまりオススメしませんが、、、)

 双方の端子を切断し、コードの導体(中の芯線)同士を接続 & 半田付けし、ビニールテープで接合部を絶縁するか、

 そもそもこれら双方の配線は接続せずに、ETC車載器側のマイナス線(クワガタ端子)のみを ”ボディアース” するかの。。。(但し 非推奨

 この場合、電源プラグ側のマイナス線はフリーのままでOK。 ETC車載器側のマイナス線のみがボディアースされていればそれでETC車載器は作動しますので。 但し! 一部車種ではプラス電源が常時の可能性も考えられ(マイナス側がON/OFFのスイッチになっている)、その場合にはこれら方法での接続だとエンジンキーを抜いてもETCの電源は入りっぱなし・・・ といった問題が出て来ようかと思われ、なのでこの方法につきましては 【非推奨】と。

 いずれかの方法になろうかと。

 なおこれら配線の加工手段につきましては、初めから端子が付いていない配線など・・・ 他のパターン下での応用や参考等にもなろうかと。 但し! プラス電源へこれらテクニックを応用される場合には、ボディアースは不可である事と、エレクトリタップを使うなどで金属部分(端子)や配線の切断面が露出してしまう場合には、その箇所には必ずビニールテープなどで養生絶縁を。

 そしてそれら配線作業が完了したならば〜

STEP.2 アンテナの取付け

 もしそのETC車載器がアンテナ分離型のセパレート・タイプのETC車載器であれば、追ってアンテナの配線作業を行います。(アンテナ一体型の場合には、ここの項目は飛ばし先へ。。。)

 尚、そのアンテナの取付けなどにつきましては〜 こちら ⇒ その5、 アンテナの取り回し編 オーディオ配線編のアンテナ取付けに関するページをご参考に。

STEP.3 車載器の固定

 そしていよいよ車載器の固定です。(もちろん電源プラグも、シガーソケットへ差し込まれて下さい)

 ちなみに〜 その車載器の固定方法につきましても、こちら ⇒ その6、 ETC車載器を固定しよう編” オーディオ配線編の取付けに関するページをご参考に。

 但し、これらシガーソケットを使ったETC取付けでは、配線類はほぼ ダッシュボード等の表へ ”はう” 形となろうかと思われますので、またそれら配線群は、その配線の長さなどによって 車載器の固定箇所が決まろう可能性も御座いますので、まあその辺りの配線の束ね方やまとめ方につきましては〜 各適所視点等を変えてのご参考を願います m(_ _)m

STEP.4 車載器の作動確認 +完成後の注意点

 電源プラグの差し込みからETC車載器の固定まで〜 後は ”電源を入れるのみ” の状態にまでなりましたら・・・ 残すところはETC車載器の作動確認のみです。

 ちなみに〜 またその作動確認等につきましても、こちら ⇒ その7、 ETC車載器の作動確認〜 そして完結編 オーディオ配線編の取付けに関するページをご参考までに願います m(_ _)m (再度バッテリー端子の外し直しとかパネルの組み戻し・・・ とかはほぼないかと思われますが、まあその辺りも適所視点等を変えてのご参考を。。。)

 と、まあだいたいこんな感じでしょうか? シガーソケットを使ったETC車載器の取付け方法。

 意外と簡単。。。 だったかな!?

STEP.5 シガーソケット活用の注意点

 シガーソケットと電源プラグを活用したETC取付けの場合は、まあETCの取付け方法の中では唯一!? 手元で簡単に任意に 電源 (プラグ)の抜き差しが出来てしまうようなレイアウトになっちゃっていたりもするんですが、

 また、他にシガーソケットを使う製品を併用等する場合においては、都度、ETC車載器の電源プラグを抜き差しする場面もあろうかと思われますが・・・

 但し! もしそれら電源プラグの抜き差しをするにしても、その抜き差し時には必ず!!! エンジンOFF & キーOFFの状態での抜き差しを絶対厳守でお願いしますね〜 ^^ (← これは電気製品を使う上での、異常電流の発生防止とか機器・製品保護等の観点による基本中の基本事項ですから・・・)

 またETC利用時には、必ずそれらプラグがシガーソケットへ差し込まれているかどうかの確認も忘れずに ^-^)ノ

 追記/// これらシガーソケットを使っての実際の取付け例も追記しましたので、もし必要あればそちらも合わせご参照頂ければ幸いです。 ⇒ (実践編)シガーソケットでETC取付け例

 以上、シガーソケットからの電源取得方法についてでした。


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